Q&A・豆知識

ナカヤマWEBサイトトップ > Q&A・豆知識 > 豆知識

豆知識

トムソン刃とは

鋼(主にS50C)に焼入れ処理をし、砥石で先端に刃を付けたものを「トムソン刃」と呼びます。
弊社はこのトムソン刃の製造・販売を行っています。


弊社のトムソン刃は主に紙器(パッケージ)・段ボール・高機能フィルム・樹脂(PP、PET)・スポンジ、ガスケットパッキン等の打抜きに使用されています。

 

[トムソン刃]

 

トムソン刃は折り曲げ加工が可能であることが特長です。
下記写真のようにベニヤにレーザー加工で溝を掘り、同じ形状に折り曲げた刃を埋設したものを抜型(木型)と呼びます。
打抜きの際はこの抜型が用いられることがほとんどです。

 

プレス機にこの抜型がセットされ、上下にプレスされることで
ワーク材が打抜きされます。

 

[抜型(木型)と打抜き後の製品]

トムソン型とスウェーデン鋼刃型の違いについて

トムソン刃を使用した抜型とスウェーデン鋼を使用した刃型はどちらも打抜きするためのものでありますが、双方にそれぞれの特徴があります。

 

二つの刃物の特徴として、

スウェーデン鋼は厚物に対応可能であり、刃物単体で使用することができるため、
狙ったところを打ち抜くことができる。高い負荷のかかる作業に向いている刃物です。

 

弊社が製造するトムソン刃は比較的薄物に対応した作りです。刃を埋め込むベース(ベニヤやABSなど)が必要となります。
量産しやすいという特徴を持ち、スウェーデン鋼刃型と比較すると精度は良いです。

 

使用用途に合わせた選定により、ベストな刃材を選定することで業務効率の向上を目指しましょう!

また問題をお抱えの方は是非一度弊社にご連絡いただけますと打ち抜く機械、素材、丁数などを総合的に判断し、
ご一緒に問題解決に努めてまいります。

弊社の経験豊富な営業担当に是非一度ご相談ください。

トムソンとビクについて

 関西関東
抜型名称トムソン型ビク型
刃材名称トムソン刃ビク刃
打抜名称トムソン抜きビク抜き

※現在は関東でもトムソンと呼ぶ所はあります。


・「トムソン」は米国シカゴのトムソン・マシン社が1909年(明治42年)に発売したトムソン型機械(発明者はジョン・S・トムソン)が由来と言われている。
・トムソン型機械で型抜き加工することを「トムソン抜き」と呼ぶ。

 

・「ビク」は活版印刷機(ドイツのシュナイダー社が開発)を打抜機に改造したビクトリア打抜機が由来と言われている。
・ビクトリア打抜機で型抜き加工することを「ビク抜き」と呼ぶ。

 

・関東ではビクで打ち抜く事が多かったが、大阪では明治時代に紙器工場を起こした人が導入した打抜機が

 トムソン型であった為、大阪では打抜機の代名詞としてビクよりもトムソンが早くから定着した。

シール刃をゼンマイ刃と呼ぶ理由について

・シール用(低刃 8mmH・12mmH等)の刃材は弊社ではシール刃と呼んでいるが、ゼンマイ刃と呼ばれる事も多い。これは、巻き時計等に使われている
ゼンマイに刃をたてた形状に似ているから。

参考資料

  • 東京抜型工業会25年記念誌
  • 大阪府トムソン協同組合30周年記念誌
  • 大阪府トムソン協同組合50周年記念誌

Copyright© Nakayama Co.,Ltd. All Rights Reserved.